teratermの自動ログイン設定
今サーバーが3台あって、teratermでログインするわけだけども、それぞれRSA鍵があったり、文字コード設定が違ったりで、色々面倒くさい。調べてみると、teratermの設定をサーバー毎で変えたり、パスワード入力やRSA鍵指定を省略できる自動ログイン設定などができることが分かりました。以下はそのメモです。
設定方法の概要
自宅のteratermは、Tera Term Professional Version 4.58で、日本語版です。
- teratermのショートカットをデスクトップに作る
- そのショートカットのプロパティ画面の[ショートカット]タブの[リンク先]の部分を変更する
- 複数のサーバーを使うときには、そのサーバー毎にteratermショートカットをデスクトップに作る。
基本的には、ここではこの方法を使います。使うサーバーが増えると、デスクトップにアイコンが増えるということになりますけど、その辺はご愛嬌です。
サーバーごと読み込む設定ファイルを変える
まず、設定ファイル(TERATERM.INI)を各サーバー分用意します。名前が被らないように、リネームしておくべきかと思います。
デスクトップのショートカットのプロパティで、[リンク先]の部分を
"C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe" /F=TERATERM.INI
と書きます。この場合、TERATERM.INIはttermpro.exeと同じフォルダにあります。違うフォルダなら、絶対パスなどで書かないとダメです。
これで、サーバーにアクセスするたびに、いちいち設定ファイルを読み込みする必要がなくなりました。
サーバーに自動ログイン
これをすると、ショートカットをダブルクリックするだけで、ユーザー名やRSA鍵参照などの面倒な手間を省いてサーバーにアクセスできるようになります。
考え方は、設定ファイルの読み込みと同じです。ただし、今回は自分でマクロ(.ttl)を作らないといけません。
ユーザー名、パスワードだけでSSH接続する
teratermの本体と同じ場所に、sshautologin.ttlというファイルを作ります(別に何でもいいんですが)。その中身には、
; SSH login connect '[ホスト]:[ポート番号] /ssh /auth=password /user=[ユーザー名] /passwd=[パスワード]'
[ ]の部分は、環境に合わせて変更してください。
ファイルを作ったら、デスクトップのショートカットのプロパティで、[リンク先]の部分を
"C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe" /M=sshautologin.ttl
と変更します。
もちろん、設定ファイルと自動ログインの両方の設定も可能です
"C:\Program Files\teraterm\ttermpro.exe" /F=TERATERM.INI /M=sshautologin.ttl