matplotlibドキュメントのHowtoが役立つ件

matplotlibを使うなら参照せずにはいられないmatplotlibのサイトにあるドキュメントですが、今日もドキュメントを探索してたら、Howtoという記事を見つけました。読んでみると気になる項目が。ちょっとメモしておきます。

Make a movie(動画の作り方)

matplotlibでは出来ないと思ってました。どうやって作るんでしょうか。

If you want to take an animated plot and turn it into a movie, the best approach is to save a series of image files (eg PNG) and use an external tool to convert them to a movie.

ざっくり言うと、PNGをいっぱい作って、外部のソフトで動画に変換してください」ってことですね。つまり、自前では出来ないと。ちょっと残念です。
動画に変換するときは、mencoderを使うと良いようです。詳しくは見ていませんが、特にこのページなんかは使えるんではないでしょうか。

Matplotlib in a web application server (Webアプリケーションでの利用)

以前、matplotlibをwebサイトから呼び出そうとしたのですが、失敗しました。その時は「仕様」の一言で諦めてgnuplotを使うと言う、Pythonistaとしての挫折を味わったわけですが(笑)、どうやら解決策があるようです。

Most importantly, you need to decide what kinds of images you want to generate (PNG, PDF, SVG) and configure the appropriate default backend. For 99% of users, this will be the Agg backend, which uses the C++ antigrain rendering engine to make nice PNGs.

意訳すると、Aggというバックエンドに設定すればよいらしいです。Aggではファイル形式がpngに限定されてしまうようですが、仕方ないのでしょう。具体的にどうするのかというと、

# do this before importing pylab or pyplot
import matplotlib
matplotlib.use('Agg')
import matplotlib.pyplot as plt

通常のmatplotlib.pyplotのインポート文の前で、Aggを使うぞと設定すれば良いようです。本当に出来るかは試してないんでわからないんですが、参考までに。

Clickable images for HTML(HTMLでクリックできる画像を作る)

以前、PILというpythonの描画ライブラリを使った時にこの方法をやりました。すなわち、HTMLのmapタグを利用して、画像の任意の座標点にリンクを貼るってことです。ただ、PILの場合と比べて単純ではないのは、matplotlibで描画する際は、座標指定などしないということです。もっと言うと、僕たちは数値データをmatplotlibに与えるだけで、どの位置に点を打つかという判断はmatplotlibに委ねられていて、普通僕たちにその情報は伝わってきません。
そんな問題の解決策がここに載っています。お試しを。