良いかもって思って、結果も良いのは久しぶり。

僕は割と運のいい人間だと思う。いつも内容より結果が良いと思うから。応用情報の時もそうだったし、NAISTの受験もそうだったし、もっと言うと学部受験の時もそうだった。さらに遡れば、高校の時の初級シスアドも。試験内容は最悪だと思っていたのに、結果が何故か良いっていうことが多い(これは怖いことだと思っている。)
今回CICPというNAISTのプロジェクトにリーダーとして応募してみた。僕はリーダーなんて柄じゃないし実力があるわけでもないのだけれど、その場の流れとあみだくじの結果から断れない感じになっていたので(というのが表面的な理由で、実際はこのプロジェクトが面白いと思ったから)。締切前日は、僕自身は2つくらい勉強会休んで書類を書いてて、周りに迷惑を書けながらなんとか完成させることが出来たというくらい、全然余裕のない感じの書類だった。ただ、最終的に出来た書類は「結構いいな」と僕自身は思っていた。文章はメンバーのおかげで推敲出来たし、これで通らなかったら、そもそもこのプロジェクトが魅力的でないか、考えてる手法が使い物になりそうにないかのどちらかだろうと。僕は論文でも開発でも完成度9割までが一番楽しくて、そこから先の細かい部分をやるのがとても嫌いな性格なので、最後までちゃんと申請書を作れたのは、メンバーのおかげだなと思う。

結果は金曜日に通達されて、幸いにも採択された。予定よりもかなり早くメールでお知らせが来たので、本当に予想外でテンション上がったままメンバーにメールしてしまった。それぐらい嬉しかったってこと。自分達でイチから作ったものが選ばれるというのはとても嬉しいことである。しかも今回は、自分自身も「結構いいかも」という手応えがあって、かつ結果も良かったので、この結果をスッキリとした気持ちで受け入れることが出来た。

振り返ると、最初はちょっとしたノリだった気もする。なんか「申請出すのがマストでしょ?」みたいな空気もあったし。打合せ初日は土曜日にカレーを作ったM1で話し合って、いくつかプロジェクト案が挙がった。今回採択されたのもこの中の一つ。でも多分楽しいのはここまでで、ふわっとした話から詳細に詰めていくと難しいなと思うことがいっぱい出てくる。この辺で「やめたいな」とか思ったりもした(実際つぶやいた・・・)。締切前々日にメンバーに「本当に申請書出す?」みたいなことを聞いたし。最終的には「出すだけ出しますか」というところで落ち着いたのだけど。

余談ですが、提出後にあるNAISTの先生がTwitterで、CICPの申請書にはもっと夢のある話をすべきと言われていた。確かに、CICPの申請書は論文ではないのだから、もっと夢を語るべきだよなと。そういう意味では、僕達の考えてることは全然夢がない、とても普通なことな気がして、失敗したなぁとか思っていた。今回は採択されたので良かったのだけれど、来年度松本研でCICP出す方には、夢のあるテーマで、申請書では夢を語ってもらいたいです。

最後に、当初は申請書提出がゴールでしたが、新たなゴールがまた出来ましたので、次はそれを目指して頑張ります。とりあえず、8月31日の中間発表までにある程度の結果が出せるように頑張りましょう!