ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない

100項目に分かれており、それぞれ見開き1ページに一つの項目について書かれている。内容はタイトルから想像できるように、人生のHowToがぎっしり書かれているといった感じ。こういう本を見ていると、1冊だけを頼りに生きるのは間違いの始まりだなという風に感じる。なぜなら、本によって、人によって言うことは変わり、この本で言うことが絶対の真理であるわけではないからである。人生でもそうだが、やっぱり経験を蓄積し、自分のデータベースをマイニングして、自分にあった答えを出すことが最適な答えなんだろうと思う。

さて、最初に目次を見て気になったところを先に読んだのだが、一番最初に読んだのは、2章14番「若いうちはテーマなしで一日一冊、四十代は一日で五冊」という項目である。
一日一冊というのはなかなか辛いものである。例えば、本書のような本の場合は3時間くらいで読めるが、学校が終わってバイトが終わって、さあ本を読もうというのはなかなかしんどい。実は、春休みはこの計画を持って過ごしたが、結局一日一冊はできず、五日に一冊くらいだったと思う。なかなか厳しいお話だが、がんばってみようと思う。一応二日継続中です(笑)

あと、もう一つ気になったのは、2章20番「図書館に行けば行くほど『無駄遣い』になる」という項目である。ちなみに、本書は図書館からお借りしている(笑)

タダで手に入れる資料は、決して血肉にならない

というのも少し分かる。しかし学生にはお金がない。少ないお金で本を買うことを考えると、より参照回数が多くなるであろう技術書や学問書を選んでしまう。
また、僕にとって本を買うことも図書館で借りることも大差ないようにも感じている。というのも、最近本を買うとなると専らAmazonブックオフオンラインであり、ネットで買っていると実際にお金を使っている感覚がなくなってくる。それは入金後時間差で商品が手に入ることや、実際に本を探す手間がないというところに理由があると思うが、これでは買おうが借りようが一緒になってしまう。加えて、図書館も最近ではインターネットで予約のサービスがあり、事前に予約すればカウンターで借りたい本が借りれるという風に、感覚的にはAmazonと変わらなくなってしまっている。

自分にとって本は買うべきか借りるべきか、またはネットで買うべきか書店で買うべきかのどれが答えなのかはわからないが、最近あまり経験していない書店で本を選んで買うという行為も大事にするべきかなと思う。バイト帰りは本屋で本を買う日にしようかな。