発表が終わりました

朝、8時半に朝食の待ち合わせをしていたのだけれど、起きたのが8時45分。目覚ましに全く気がつかなかった。Registrationの時間も迫っていたので思わず国際電話で電話をかけてしまった。1分くらいだったのだが、大丈夫だろうか。後々、そんなに急がなくてもよかったということに気がついたのだが。

朝、大先生である元田浩先生にごあいさつした。なんだろう。僕の中で「偉大=大きい・恐い」という湾曲したイメージがあるのだろうか。お話したらとても柔和な表情と口調で、僕のイメージと全然違った。うちの先生と並んで話しているところなんて見ると、2人ともちょっとかわいく思えてくる。でも、オーラは凄い。どこ行っても話しかけられてるし、やっぱり有名人なんだなぁと。


さて、今日はいよいよ発表当日。午前中に一緒に来ている先輩の発表があり、午後に僕の発表。先輩の話によると、2年前のベトナムで行われたPKAWは議論しやすいように円形に席が置かれてたらしく、かなりきつかったと言っていたのだが、今回は普通の日本の学会と同じような感じだった。それでも、今まで発表してきた会場よりも大きい。


PKAWは午前9時からスタート。当たり前だけど、みんな英語がうまい(僕にとってはとてもうらやましい・・・)。そして、噂通りスライドに文字が多くて小さい。一番後ろに座ったもんだから、全然見えなかった。いやしかし、見えても全然わからないと思う。聞いてて思ったのだが、他の皆さんの発表内容はシステム開発についてで、ちょっと分野違いが否めなかった。
そんな流れでうちの先輩の発表。ショーのような発表が先輩の持ち味なのだが(笑)、さすがに今回は原稿を持っていたからか、動きが少なかった。でも、さすがに場馴れしていて、全然問題なく発表が終了。

お昼の食事が終わって、いよいよ自分の発表。僕も英語にはかなり自信がないので(苦笑)、原稿持参で発表を行った。学会発表で手が震えるのは毎度のことなのだが、今回は本当によく手が震えた。約25分間の英語のスピーチが終わり、質疑応答。質問者の言いたいようなことはわかったのだけれど、答える能力は到底ない。なので、暗黙の了解的にうちの先生や元田先生に回答を委ねた。国内の学会でもそうなのだが、発表者として質問されたことを答えられないというのは結構辛い。僕みたいな若輩者の学生が研究発表をするとき、僕が知らないことを共著の先生が知っているなんてことがあってうちの先生はよく助けてくれるのだが、壇上で僕はかなり気まずい思いをする。質問に答えられないのも、先生に助けてもらうのも、どちらも筆頭著者として発表者として悔しいので、やっぱり質問に対しては自分でちゃんと答えられる能力がほしい。

多分、発表は褒められる点などなかったと思う。誰にも発表について言われないのが若干辛いのだが、今回は英語で発表をしてきたという事実を大事にしようと思う。つぎはもっと上手く英語で伝えられるようになりたい。


今日の発表がすべて終わり、夕方からWelcome Receptionに出てきた。その後、元田先生や韓国の先生のお誘いで、9人くらいで一緒に韓国料理を食べに行った。昨日行ったお店を通過して、再び焼き肉店へ。でも、昨日と違って今回は韓国人の先生がいるので、注文もスムーズだし、隣りで食べ方とか教えてもらってとても楽しく食事ができた。
 


結構赤い色の食べ物が多くて辛そうなのだが、甘みや酸味が結構あって、そこまで辛いという印象ではない。でも、最後に食べた韓国味噌のチゲはのどに来る辛さだった^^;みんなが辛いとギブアップする中、うちの先輩はおいしそうに食べていたが(笑)
ビールをいっぱいのんだし、この写真に出てる以外にも、冷麺や石焼きのご飯ものを食べたりしたのだが、それでも1人14000ウォン(約980円!?)。驚きの安さだー。


今日はいろいろ新しいことを経験できてとっても大満足。今回の発表の経験は次の発表へ生かさなきゃ。ちなみに、明日以降は何をするのかというのは未定なのだが、とりあえずうちの先生の発表が明後日あるのでそれは見に行くとして、明日は他の日本人の発表とか聞いてみようかな。多分とても刺激になると思う。